「最近、Evernote(エバーノート)の名前をあまり聞かなくなったな……」
「NotionやGoogle Keepに変えたっていう声をよく耳にするけれど、実際のところどうなの?」
パソコンやスマホでメモを取る・情報をまとめるツールとして、かつて一世を風靡したEvernote。最近では新しいクラウドツールの台頭や、無料プランの制限変更などのニュースを見て、「もう別のツールに乗り換えた方がいいのかな?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか 。
実は、私自身も一時期は他の人気ツールに浮気しかけたことがあります。しかし、様々なツールを1周、2周と試した結果、「やっぱり最終的な情報の保管庫としては、今でもEvernoteが最強だな」という結論に至りました。
今回は、巷で「時代遅れ」なんて言われがちなEvernoteを、あえて今、私が全力でおすすめしたい理由を、実際の便利な使い方とあわせてご紹介します!

そもそも、なぜ他のツールじゃダメだったのか?
NotionやGoogle Keep、OneNoteなど、世の中には素晴らしいメモアプリがたくさんあります。それでも私がEvernoteに戻ってきたのには、明確な理由があります。それは「他のツールは、それぞれ得意分野が尖りすぎている」ということです。
- Notion(ノーション):デザインがおしゃれで、データベースを組んだりタスク管理をしたりするのには最高です。ただ、高機能すぎて「今すぐ、パッと1行だけメモしたい」という時に、どこに書けばいいか迷ったり、ページの読み込みが少し重く感じたりします 。
- Google Keep:付箋感覚でサクサク使えて起動も爆速です。しかし、数か月〜数年分の大量の情報を放り込んでおくと、あとから過去のメモを探し出すのが難しくなり、整理が追いつかなくなります 。
つまり、他ツールは「タスク管理ツール」や「一時的なメモ帳」としては優秀ですが、「一生分のあらゆる情報をとりあえず放り込んでおき、あとから一瞬で見つけ出す」という『情報のゴミ箱兼、宝箱』のような役割においては、今でもEvernoteの右に出るものはいないのです。
今でもEvernoteをおすすめする3つの理由
それでは、具体的にEvernoteのどこが今でも優れているのか、3つのポイントに絞って見ていきましょう。
1. 「キーワード1つ」で何でも見つかる!圧倒的な検索機能
Evernoteの最大の強みは、なんといっても「検索の賢さ」です。
単に自分がタイピングしたテキストを検索してくれるだけではありません。
- 画像の中の文字(OCR機能):スマホのカメラで適当にパシャリと撮った「レシート」や「お店の看板」、「ホワイトボードの板書」の画像。その画像の中に写っている日本語を認識して、検索に引っかけてくれます。
- PDFやOfficeファイルの中身:仕事の資料(PDFやWord、Excel)をノートに添付しておけば、そのファイルの中に書かれている文章まで検索対象にしてくれます。
「あの書類、どこに保存したっけ……」とパソコンのフォルダを1つずつ開け閉めするイライラから、完全に解放されます。「とりあえずEvernoteの検索窓にキーワードを入れれば絶対に出てくる」という安心感は、一度味わうと手放せません。
2. 「Webクリッパー」が優秀すぎる
ネットサーフィンをしていて、「この記事、すごくタメになるから後で見返したい!」と思うこと、ありますよね。
ブラウザの「ブックマーク(お気に入り)」に登録しても、数か月後に見ようとしたら「ページが削除されていて見られなくなっていた」という悲しい経験はありませんか?
Evernoteのブラウザ拡張機能「Webクリッパー」を使えば、そのウェブページを「デザインを崩さず、記事そのものを丸ごとEvernote内に保存」してくれます。
これをしておけば、元のサイトが消閉鎖されても、自分だけのノートとして一生読み返すことができます。ブログのネタ帳や、仕事のリサーチにはなくてはならない神機能です。
3. 「ノート」と「ノートブック」という、直感的で迷わない構造
最近のメモアプリは、ページの中にページを作って、さらにその中に……と、無限に階層を作れるものが増えています。自由度が高い反面、「あれ?あのメモは、どのページの下の、どの階層に入れたっけ?」と迷子になりがちです。
一方でEvernoteは、基本構造がずっと変わりません。
- ノート(1枚の紙)
- ノートブック(本棚のファイル)
この2つの階層しかありません(一応、ノートブックをまとめる「スタック」はありますが)。
「これ以上深く階層を作れない」という制限があるからこそ、深く考えずに「仕事」「プライベート」「アイデア」といった大枠のノートブックに放り込むだけで済み、脳のキャパシティを使わずに運用できるのです。
実際に私がやっている「Evernote活用術」
「でも、具体的にどんな風に使えばいいの?」という方のために、日常が劇的に楽になるおすすめの使い道を3つご紹介します。
| 活用シーン | 具体的な使い方 | メリット |
| 1. 家電の説明書・保証書管理 | 買った家電の「型番」や「説明書のPDFリンク」、保証書をスマホで撮って1つのノートにする。 | 故障した時に、物置を探さなくてもスマホで一瞬で型番や修理先がわかる。 |
| 2. お店でもらう紙のレシート・領収書 | スキャナアプリ(Evernote内蔵カメラ)で撮影し、「確定申告」ノートブックに入れる。 | 紙を無くしても安心。検索機能で「店名」や「日付」を打てば即座に見つかる。 |
| 3. 旅行や出張の計画書 | 飛行機や新幹線の予約メール(スクショ)、ホテルの住所、行きたいお店のURLを1ノートにまとめる。 | 現地でバタバタしている時も、そのノート1つ開くだけで全てのスケジュールが確認できる。 |
⚠️ 無料プラン(Free版)を使うときの注意点
ここまでEvernoteを大絶賛してきましたが、1点だけ現状の注意点があります。
数年前の大幅なアップデート以降、有料プランへの移行を促すため、無料プラン(Free版)の制限が「ノートの上限50個、ノートブックの上限1個まで」と非常に厳しくなりました。
そのため、現在Evernoteのポテンシャルを100%活かすには、有料プラン(個人向けプランなど)への課金がほぼ必須となっています。
「メモアプリにお金を払うのはちょっと……」と思われるかもしれませんが、私はこれを「自分専用の有能なデジタル秘書を雇うための人件費(月額投資)」だと考えています。毎月数百円〜千円ちょっとの投資で、物忘れの不安が消え、書類を探す無駄な時間が年間何時間も削減できると考えれば、パソコン周辺機器を買い替えるよりも圧倒的にコスパの高い投資になりますよ 。
まとめ:あなたの「第二の脳」として育てよう
いかがでしたでしょうか?
新しいツールが次々と登場するIT業界ですが、「検索性」「情報の蓄積力」「シンプルさ」の3拍子がこれほど高いレベルで揃っているEvernoteは、今でも現役バリバリの最強ツールです。
あれこれ新しいアプリを目移りして設定に時間を取られるくらいなら、信頼と実績のあるEvernoteに自分の知識や思い出をすべて預けて、自分だけの「第二の脳」を育ててみませんか?
まずは身近にある「無くしそうな紙のメモ」を1枚、スマホのカメラでパシャリと撮って保存するところから始めてみてください。数か月後、その検索の便利さにきっと感動するはずです!

